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2018年12月 5日 (水)

泣けるユーモア短編集-88- 冷静さ

 物事をするときは、冷静さが必要だ。人はどうしても待たされると小忙(こぜわ)しくなる傾向がある。これは宇宙人の友人が話していたことだから、おそらく間違ってはいないだろう。宇宙人!? 馬鹿も休み休みに言えっ! とお叱(しか)りを頂戴(ちょうだい)するといけないか前もって断っておくが、飽(あ)くまでも夢で! である。夢でなければ、こんなことを書く私は馬鹿に違いない。いや、アホかも知れないが…。孰(いず)れにしろ、冷静さは・・人の心を安定させ成功や成果へと導くことは事実だ。逆に、冷静さを欠けばぅぅぅ…と泣けることになる。…と、宇宙人の友は話していた。^^
 とある会場で開かれる歓迎会[レセプション]への出席を巡り、二人の間で意見が対立していた。
「これから、どうしても出るというんですか? 犀頭(さいとう)さんっ!」
「はあ、まあ…。出ないと、始まらんでしょ?」
「いやっ! 私は始まると思いますよっ、あなたが出なくてもっ!」
「いや、そんなことはないっ! 私が出ないと始まらないはずだっ!」
 犀頭は蒲尾(かばお)に完全否定され、意固地(いこじ)になった。
「いやいやっ! そんなことはないでしょう。始まりますよっ、絶対っ!」
 蒲尾も少し興奮し出した。
「なにをおっしゃる、蒲(かば)さんっ!! 出ないと始まりませんよ、絶対っ!」
 
犀頭は益々(ますます)、口調(くちょう)を高ぶらせる。
「いやいやいやっ! 始まりますって! 犀(さい)さんっ!」
 その頃、歓迎会は突然起きたハプニングで中止となっていた。二人とも冷静さをもって電話などで確認していれば、事足りたのである。無駄足を踏まなかった・・という成功、成果を得ていた訳だ。
 そんなことで、読者の方々には、学問ノ・・とまでいかなくても、冷静さをお勧(スス)メします。^^

         
                  完

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